京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2021年 5月

京都市西京区E様の木の家注文住宅の完成動画をアップしました

どうもみなさんこんにちは、エビナ製材海老名宣行です。

4月末に既に引っ越しされました、京都市西京区E様の木の家注文住宅の完成動画をアップしました。

今回も奥さんを中心に家族の要望をカタチにした木の家が完成しました。

大きな特徴としては、キッチンの床の高さを1階の床高さから150ミリ下げることでカウンターと高さを揃えたオープンキッチンのカフェのようになっているところです。また、1階の天井を省略して2階の床下地合板と2階の床を支える梁を露出させることで天井高を上げつつ開放感を高める仕上がりになっています。2階も全体を勾配天井杉板貼りとし、間仕切り壁をほとんどなくして大きな1室空間を確保しています。家族構成はご夫婦2人とお子さん3人の5人暮らしです。

1階LDKから2階こども室とロフトを1室の大空間としてつくる木の家は、エビナ製材では以前からお客さんの要望とミックスさせて人それぞれのアレンジを加えて何度もつくってきていますので経験もあり人気もあります。でも一般の人からすれば、図面の段階ではどう仕上がるか分からないのが難しいところですが、現物サンプルとしてモデルハウスを見ていただいたり完成見学会を開催して少しでも理解出来たり体感出来たりするようにしています。

今回はコロナウィルス感染症拡大防止の観点から1年間開催してこなかった完成見学会を開催しました。やりかたは、各回1組のみとしてここ最近で実際にお会いしたことのあるかたのみに案内を出して予約いただくという方法をとりました。出来るだけ誰にもご迷惑をお掛けしないように、特にこれからそこに住まれるお客さんにご迷惑をお掛けしないようにすることに注意して開催しています。

内装の仕上げ

床は全て杉板貼り、2階の勾配天井は杉板貼りで仕上げています。濡れてもシミが出来ないようにするため、キッチンとトイレと洗面所の床はクッションフロアとしています。その他の壁天井は全てクロス仕上げです。奥さんが相当悩んでおられましたが、悩まれた分とても良い仕上がりになっています。流行りの紺色やグレーなどを使われたり、トイレのように狭い空間は遊べるので強い柄のクロスを選ばれたり、いろんな工夫されておられます。

2階のブランコは、杉のフローリングをカットして穴を開けてロープを通した簡単なつくりのものなんですが、エビナ製材で製作しました。

構造について

主要構造部についての考え方は、一貫して「丈夫で耐久性が高く長持ちする樹種を使用する」ようにしています。構造に使う材料をホワイトウッド等安価なものにすると耐久性が低くなりますので使わないようにしています。

土台・大引など床下の材は全て 桧節アリ
柱 杉と桧
梁 主に米松とスパンを飛ばすなど場合によっては赤松の構造用集成材
小屋構造 主に米松と赤松構造用集成材
屋根材 ガルバリウム鋼板タテ平葺き
外壁 kmew窯業系サイディング
断熱材 屋根壁床下全てアイシネン吹付断熱材
なかなか伝わりづらい細かいところで工夫しているところは他にもたくさんあります。

木の家づくりにインスタグラムを活用されることが多くなりました

最近の木の家づくりでは、SNSのインスタグラムを活用されることがとても多くなっています。変わった施工事例もあれば、読み物として読めるようにできた記事など、ちょっと検索するだけでものすごい量の情報が返ってくるようになりました。上の写真のような家のカタチをしたニッチも工事中にインスタグラムを見てご要望いただいてつくっています。イメージの共有が出来て分かりやすくて良い反面、カワイイからあれもこれも取り入れていくと数が多すぎてまとまりがなくなってしまうこともありますので、それを取り入れるべきかご相談いただければ話合いをしていきます。


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