京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

エビナ製材の建てる長期優良住宅(京都市版)

エビナ製材は、通常の自然素材を使った木の家づくり注文住宅でも長期優良住宅の基準に近い断熱等性能等級4〜5を標準仕様としており、長期優良住宅申請にも対応しやすいのが特徴です。これまで毎年、国の基準をクリアした高性能住宅にも対応し、お客様のご要望を優先しながら、安心・快適な家づくりをご提案しています。

• 2024年:長期優良住宅2棟
• 2023年:長期優良住宅1棟、認定低炭素住宅1棟
• 2022年:こどもみらい住宅支援事業対象住宅2棟、
• 2021年:グリーン住宅ポイント対象住宅3棟、
• 2020年:次世代住宅ポイント対象住宅4棟


長期優良住宅を含め、その時々の支援制度や性能基準を満たした住宅をコンスタントに手がけており、今後も安心してご相談いただける体制を整えていますので、資料請求時や面談の時にお気軽にお尋ねください。

現在の長期優良住宅の仕様(2025年版)

国土交通省の定める「長期優良住宅認定制度」は、2009年から施行され、近年も改良が重ねられています。2025年版で特に変わった点は以下の通り。


• より省エネルギー性を重視した仕様へ
o 断熱等性能等級5
o 一次エネルギー消費量等級6


断熱性能が以前の等級4から5へ強化され、加えて一次エネルギー消費量等級6の達成が求められるようになりました。これに伴い、エコキュートやLED照明、エコジョーズ、エネファームなど、省エネ機器の導入も必須となりました。

京都市で長期優良住宅制度を利用するメリットデメリット

メリット
• 補助金最大100万円
国の「住宅省エネ2025キャンペーン」により、注文住宅の新築で80万円、古家解体の場合さらに20万円加算され、最大100万円の補助金を受け取ることができます。
• 長持ちする家づくり
「丈夫で長持ち、維持管理しやすい家」を目指した制度のため、耐震性・断熱性・維持管理性に優れた住まいが実現します。


デメリット
通常の注文住宅よりも以下のコストがプラスになります。

項目金額目安(30坪の場合)
構造計算費用約15万円
構造材・金物グレードアップ費用約20〜30万円
高性能断熱材追加費用約30〜50万円
長期優良住宅申請費用約10〜15万円

※補助金が受け取れないケースもあります。
主に「受付枠の上限到達(毎年2月より受付開始、事務局の審査進行が年度末に集中する傾向がありますので、早めの申請が肝要です)」「申請内容の不備」「期限超過」「必要設備の性能未達成」の場合です。

長期優良住宅以外のエコ住宅の選択肢

当社ではこれまでZEHやGX住宅の実績はありませんが、今後、お客さまのご要望がありましたら取り組んでみたいと考えています。

これまで、自然素材を活かした長期優良住宅が中心で、ZEHやGX住宅をご希望される方がいなかったのが理由です。もしご興味のある方がいれば、ぜひご相談ください。

ZEHやGX住宅の仕様では、太陽光パネルやHEMSの義務化により、設備投資が高額になりますが、その分助成金の金額もアップされます。設備投資分全てを助成金がまかなうことはできませんが、より
高性能住宅をお求めのお客さまにはお薦めします。

長期優良住宅の維持管理について

この制度のポイントは「維持管理を前提とした家づくり」です。具体的には、
• 10年ごとに


o 基礎のクラック確認 基礎に大きなひび割れがないか点検します
o 外壁のシーリング・塗装劣化確認 外壁の継ぎ目のシーリングが切れていないか、塗装を手で触ったときに白い粉が付かないか等について点検します。
o 屋根板金のサビ確認 サビが更に進行して穴が開いていないか点検します。
など、定期点検が必要です。放置すると、耐久性が損なわれ、100年持たせるのは難しくなります。

長期優良住宅制度を利用して建てたエビナの木の家事例

直近の施工実例で言うと、2024年新築の下記2件が長期優良住宅です。

【長期優良住宅】長岡京市F様の木の家

【長期優良住宅】亀岡市S様の木の家

※2024年住宅省エネキャンペーン対象物件で、補助金も受給。

まとめ

2025年度は、新築の場合「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」に限られますが、補助金を活用して、長持ちする家に住みたい!というお客さまには、お薦めします。
エビナ製材の木の家づくりは、通常の仕様であっても長持ちを重視した家づくりですので、全体的なコストを下げる場合は、通常の注文住宅でご依頼いただくという選択肢が良いかと思っています。
どちらにしても、維持管理を怠れば耐久性は落ちるため、定期点検・メンテナンスを行いながら100年住み継ぐ家を目指していただければとエビナは考えます。


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