京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

京都市右京区嵯峨野様邸

和の木の家、完成写真をアップします

木の家工務店の海老名宣行です。

ブログの更新回数が減っていますので、最新情報はtwitterに載せています。でも、ブログはこまめに書きたいです。

今現在新築工事中の木の家が出来上がって来ましたので、写真をアップします。

今回は施主さんのご要望により完成見学会もネットでのアップもしませんので、写真のみとなります。写真も外観の写真はアップしません。

和の木の家

仮に「和の木の家」と名前をつけてみましょう。
建物としては、伝統的な日本の家のつくりを踏まえて、柱を見せるタイプの「真壁(しんかべ)」を基本としています。

玄関 廊下 真壁和室二間続き

真壁和室二間続き2 天袋/違い棚/狆くぐり 床の間と違い棚と縁側

床の間を離れたところから 縁側 廊下2

今回の写真は和を基調としていますので、意図的にやや暗い目の仕上がりとしています。
障子を透過してきた弱い光の射す和室で、うっすらと陰が出来るのが日本的な美です。
真壁和室二間続きで、縁側と床の間、天袋と違い棚と狆(ちん)くぐりがあります。
この和室二間が家のメインとなる場所です。
今の家はLDKがメインとなるので、昔と比べると変わっていますねぇ。

和の木の家、主な仕様

主要構造部
土台・大引 ヒノキ
柱 ヒノキ
和室の床柱 北山杉天然絞り丸太
和室の柱 一部北山杉面皮柱
梁 米松
小屋組 米松

設備機器
システムキッチン クリナップ
システムバス パナソニック
洗面化粧台 TOTO
トイレ リクシル

内装
床 杉とヒノキ
※一部に京都市域産材を使用

内壁
珪藻土仕上げ
一部杉板貼り
一部北山杉腰壁

天井
和室 竿縁天井 廊下 目透天井
その他珪藻土仕上げ
一部杉板貼り

建具
和室 襖と雪見障子
その他の部屋 パナソニック

屋根
和瓦葺き

外壁
モルタル通気構法+リシン吹き付け仕上げ

キッチン1 キッチン2 トイレ

洗面所 洗面所の床はヒノキ システムバス

キッチン・洗面・トイレは昔懐かしい100角タイルを使用しています。
そして、キッチンにはこれも懐かしい手元給湯器も付いています。
トイレはもともと和式便器か洋式便器かで迷われていたんですよね。。。

ヒノキ節アリフローリング 壁と天井を杉板貼り 壁と床を杉板貼り

建具はパナソニック バルコニーにつながります 廊下に北山杉の腰壁

木目がキレイ 広いバルコニー 階段室

階段室2 階段室天井

和の木の家 まとめ

全体として、昔ながらの伝統的な日本家屋を復元したような感じに仕上がっています。
「和の木の家」というより、「昭和の木の家」と言えるかもしれません。
仕上げに使っている木の板はスギ・ヒノキですので、国産材です。
また、京都市に住む人を対象に、北山杉を含む京都市内で採れた木材を使用すると京都市から25万円分の補助が出ますので、これを利用しています。

話が出てきたのが2013年の7月頃ですので、既に一年は経過しています。
長いことかかりました。その分、十分過ぎるぐらいに良い出来映えの家になりました。
今の家のつくり(法規制を含め)が柱を見せるタイプ向けに出来ていないため、納めかたが非常に難しかったです。
寧ろ天井の梁を露出させることのほうが簡単です。木造らしさを表現しようとするなら、やっぱり柱や梁を露出させたほうが良いですね。柱や梁を見せずに石膏ボードを貼ってクロスで仕上げてしまうと、木造なんだか鉄骨なんだかコンクリートなんだかわかりませんからね。

和の木の家の後に続く現場

こちらの「和の木の家」が完成を迎えつつあるなか、twitterを見ていただいている方はご存じかと思いますが、既に次の現場が始まりつつあります。

京都市右京区花園K様邸

JIO配筋検査 鉄筋 立ち上がりのコンクリートを打設
既に基礎の配筋検査が完了し、今は10月4日の上棟に向けて現場が進行中です。
年内に引渡の予定です。

京都市左京区吉田N様邸

地鎮祭の祭壇

先日地鎮祭が終わり、今現在は建築確認申請書類の提出に向けて進行中です。
2015年1月末に引渡の予定です。

その後、宇治市炭山H様邸、京都市伏見区S様邸、長岡京市K様邸があとに続きます。
工事が始まっているわけではありませんが、今現在それぞれのお客さんとプランと見積を作成して打ち合わせを繰り返しています。主に土日が打ち合わせになるので、土日は予定がどんどん詰まっていくわけです。

上記のお客さん以外にも新規で来られたけど結局他に行ってしまわれたものもあります。まだまだ力不足ですねーーー。

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木の家和室真壁二間続きの和の家

木の家工務店の海老名宣行です。

盆休み終わりました。しかし、今回の休みで驚きだったのは雨が1時間に100mmの降雨量という点でした。
温暖化の影響なのかなんだかよくわかりませんが、どうも雨が強烈に大量に降ったり暑さが強烈だったりする傾向が強くなってきているように感じます。
今後、それに耐えられるようなつくりの家にしないといけませんね。

さて、今回は現在建築工事中の現場について触れておきます。
基本的にあまり公開することを良しとされておられないお客様ですので位置が特定出来ないように写真を限定して掲載します。

真壁和室二間続き+床の間+違い棚+縁側

今回作っているのは、真壁和室二間続き,床の間,違い棚,縁側のある伝統的な和の家です。
新築でこのタイプの家をつくることは非常に珍しく、今の視点で見ると貴重ですので記事として残しておきます。

昔ながらの和室の床の間を中心とした家作りですので、今のキッチンを中心とした家作りとは考え方が異なります。また、何百年と続く歴史を経て出来た様式ですので、この様式を崩すことは容易ではありません。少しでも崩すと全体が崩れる感じになっていまいます。ほとんどの作りかたや様式が決まっており、自己主張できるところと言えば床柱や床框、地板、天井板などに何を使うのかといった点や障子や襖の柄等といった目に見える部分の装飾的なところ程度に限られてきます。大きくいじることは難しいです。

これを伝統=退屈と見るのか、伝統=重厚で濃密な先人のエッセンスが凝縮されたものと見るのかは、各人の感性によるところが大きいでしょう。

伝統の中にある重要な考えをベースにしつつ、現代の要望に合うように表現を変えるというのが良いと考えて実践しています。とはいえ、今回はほぼ伝統に則って和の家をつくるのがご要望でしたので、オリジナルで手を加えることは極力しないようにしています。逆に昔ながらの手法を復活させていることのほうが多いように感じます。

床の間

では床の間周辺から見ていきましょう。

床の間 床の間 真壁和室二間続き 真壁和室

床柱は北山の天然絞丸太です。
ちなみに今回は京都市域産の木材を使用することで25万円分の補助が出る制度を利用しています。
この制度もなかなか使い方が難しいです。
左に違い棚と天袋、床柱の後の開口は「狆潜り(ちんくぐり)」と呼ばれています。床柱の右は床の間です。地板や框はケヤキです。壁はラスボードで上から左官塗で仕上します。
床の間等和室の造作材は千本銘木商会さんより仕入れ。

真壁づくりの難しさ

フラット天井杉板貼り ヒノキ集成階段 中廊下

天井の杉板貼りやヒノキの集成階段はいつものように施工しています。
ただし、真壁(柱を露出させるタイプの壁)のため、おさまりがいつも以上に難しいです。
和室以外の部分の建具はパナソニックの商品を使用しているため、これも真壁と既製品をどうやってキレイに見せるかというのがまた難しいです。柱として壁から独立しているのであれば比較的露出させることは難しくないのですが、壁がついてきたり、更に構造体として耐力壁になっていたりすると非常に納まりが難しいです。

キレイに見えるように仕上げるのは簡単なことではありません。

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