最後の記事から2ヶ月経過していて驚きです。
ブログ記事にはしていなかったのですが、京都市北区Y様の木の家注文住宅が完成しました。
ただ、いつものエビナ製材でつくる木の家とは少し毛色が違います。
施主さんは大工さんのお弟子さんで、エビナ製材での自由度の高さや人とのつながりや信頼で家を建てたという感じです。
今回ちょっと違うのは、フローリングやドアなどの内装建材にウッドワンというメーカーさんの製品を使用しています。なので、いつも使っている杉フローリングではないので一般的な住宅のような仕上がりになっています。
外観は和瓦葺きで正面は和風外観でその他三面はサイディング貼りとしています。
構造は床下全てシロアリや腐りに強い桧、柱に杉と桧、梁桁に米松の無垢材を使用しています。
断熱材は床下壁屋根全てアイシネンですっぽり包んでいます。
サッシはアルミ樹脂複合で準防火地域内ですので防火認定取得しているものを使用。
1階にはウッドワンの無垢材の内装建材ピノアースシリーズを使用、壁天井はクロス仕上げです。洗面所の壁天井だけ珪藻土仕上げとしています。
2階はウッドワンのシートのドアや単板貼りのフローリングを使用、壁天井はクロス仕上げです。
特徴的なのは、奥さんの好みがピンク色ということでシステムバスも洗面台も洗面所もトイレもキッチンもピンクが使われています。
壁紙屋本舗さんのイマジンウォールペイントを使ってピンク色に塗っている壁もあります。
内玄関の土間にはガラスの洗い出し仕上げとしてなかなか無い仕上がりとなっています。
]]>物価上昇が続き、金利も上がりつつある昨今、これまで主力のお客さんだった20代,30代のご夫婦の木の家を建てられなくなってきました。土地の値段が高くなり、住宅の建設資材価格も上がっているため、総額が上がりすぎて20代,30代のご夫婦では買えなくなっています。建てたくても建てられない。
そうなってくると新築・リノベーション問わず既に土地をお持ちの方、自己資金を持っておられる方や親御さんが亡くなられて相続で入ってきたお金をお持ちの方の家を建てるほうにシフトして行かざるを得ないようになってきました。上に挙げた方は40歳代以上の方が多いです。時代の変化ですね。
ということで今回の京都府八幡市F様の平屋の木の家も、高齢のご夫婦お二人のための平屋の木の家です。自分達が亡くなったら子どもに相続されることが前提です。
これまでに資料請求いただいた方を対象に、完全予約制で1月20日土曜・21日日曜に完成見学会を開催します。ありがたいことに残り1枠となりました。
ハウスクリーニングに入ってもらっていまして、内装の養生を全て剥がして掃除しています。
お客さんから預かっていたアンティークの建具や照明器具を取り付けています。
高さのあるシャンデリアがあると聞いていたので、その部分の天井を折り上げています。奥の部屋はトイレです。
アトリエの壁天井と建具はクロスの上から塗装して色を付けています。メーカーの指定通り2回塗りしましたが、まだ刷毛ムラが出るので再度塗り直します。
鳥をあしらった照明器具。鳥がかわいいです。
トイレの照明器具はエンゼルがあしらわれています。
足場を撤去して外観がわかるようになりました。とてもかわいい仕上がりです。
キッチンの取付が完了しました。キッチンはウッドワンの製品です。
タイル貼りが完了して珪藻土塗り、クロス貼りが引き続き施工中です。
外壁の塗装が完了しました。
屋根も外壁もとてもかわいく仕上がりました。サッシのホワイトともよく合っていて良い雰囲気です。何度もお客さんと打ち合わせしてきた結果です。
内装は左官屋さんに入ってもらって珪藻土塗りの準備をしてもらっています。マスキングテープの貼り方や養生のしかた一つ一つで仕上がりが変わります。写真のような仕上がりでいきます。
1部屋このサンプルの色で仕上げます。出来上がりが楽しみです。
吹付断熱工事から2週間ちょいで大工さんの工事が完了しました。さすが早いし、図面や提案の通りに造作(ぞうさく)家具も出来ています。また、2次元の図面だとお客さんにも分かりづらいし、つくってくれる職人さんにも分かりづらいので、最近はスケッチアップというソフトをつかってパソコン上で立体をつくってそれを印刷して確認してもらってます。私、立体の把握とかパソコンの扱いが得意で好きなのです。では一つ一つ見ていきましょう。
造作洗面台のパースと実物
トイレ内カウンターのパースと実物
ここは床タイル貼り壁天井ケイソウ土で仕上げます。
便器先端で100mmの段差をつけています。これは脚の悪い人でも便器に座りやすくするため初めてやってみた設計です。
キッチン家電収納のパースと実物
可動棚としているので棚の高さを調整してゴミ箱を置けるようにも想定しています。
奥さんが趣味でビスクドールをつくっておられるので、作品を置く棚と作業場としてアトリエをつくりました。
いよいよここから壁天井を仕上げていきます。
現場発泡のウレタン断熱材のアイシネンを使っています。気密性が高く、吸湿性の低い断熱材です。外壁はニチハの大壁工法で、塗装する前の状態まで完了しています。
この屋根材がかわいいので載せておきます。
多分web検索で引っかかりますね。
kmew カラーベストウロコ グラッサファジーレッド/GUB93G
という商品です。
ここまでを1日でやり切る大工さん達。仕事が早いです。雨が降っても雨が入らないように屋根下地のルーフィングや壁下地の面材まで貼ってもらっています。
基礎パッキンを入れてヒノキの土台をのせて、構造用合板24mmを固定します。意図せず床下に大空間が出来ているので、木構造が湿気にやられずに済みます。建物外に立ったときの基礎の高さは2m程度あります。
基礎工事は通常1ヶ月程度で完了するのですが、今回は私の見落としで工事に時間がかかりました。高低差が南と北で2mあり道路も同じように高低差が2mあったことで、通常の平坦な土地と錯覚してしまいました。写真にも出てきますが、北面の基礎高さは2m程度あるので、型枠合板の搬入やコンクリート打設のために足場が必要なほどでした。
現場を見ての感覚は、鉄筋コンクリート造のマンションかRC壁式構法の1階をつくっている感じでした。
今回の地盤改良工事は、造成地での崖地条例に対応するためのもので、隣地境界線からの安息角よりも高い角度で建物が建つ場合に、改良杭によって地盤が崩れたときでも建物が残るようにするための施工です。
専門用語が多すぎるので、なんのことかわからないですよね。。。
今回はソイルセメント工法ではなく、鋼管杭工法としています。
2023年8月に中京区I様の木の家が完成しましたので、写真をアップします。
今回はお客さんからの支給が商品だけでなく施工も含めて多かったので、いつものエビナ製材の木の家とは少しテイストの違うシャープな仕上がりになりました。
2階建てでLDKが2階にある間取りです。街中で光が入りにくい場合は2階が家の中で一番明るくなるので、2階LDKの間取りとすることがあります。また、断熱はアイシネン吹付断熱工事としていますので断熱気密性能がかなり高く、ロフトをつくっても空調がききやすくなっています。
建物の間口は京都ではよくある2間間口(にけんまぐち)3640mmなのですが、この間口の場合は、通路や間取りの関係で通常キッチンを対面にすることが難しく壁付けにすることが多いです。それでもなんとか対面にしたいという想いがある場合は、今回のようにシンク部分とコンロ部分を分離した二型(にがた)タイプのキッチンとすると解決できます。通常の壁付け2550mmのキッチンと比べるとどうしてもコストが高くついてしまうので、コスト面をクリアできるのであればアリだと思います。
床 栗フローリング
壁天井 塗装仕上げ
内装ドア 天井まであるハイドア
洗面台やトイレ手洗い器は陶器と造作カウンターでつくっています。
断熱材 アイシネン吹付断熱
主要構造部 土台ヒノキ、柱スギ、通し柱ヒノキ、横架材ベイマツ すべてムク材を使用
敷地としては、角地で道路後退が必要であったり、道路斜線規制がかなり厳しくて斜線を避けるのにどうすれば解決出来るか悩みに悩んで答えを出しました。土地によって規制の内容が変わるので、毎回最善の策を考えるのは面白いです。
]]>引渡が完了したお客さんからアンケートの回答をいただきまして、嬉しかったので掲載します。
【優先順位】
1.木の家
2.価格
3.担当者との相性や人柄
4.自由度・柔軟性
【エビナ製材を選ばれた決め手】
当初は何社かモデルハウス見学へ行きました。大手会社だとまず融通が利かず、金額が上がる、担当は決まっているがいろんな方とのやり取りが多そう、なにより営業マン感がありすぎて、個人的に話しづらいなど感じていました。エビナ製材へ見学へ行かせてもらい、海老名さんのまったりした人柄、話しをしっかり聞き受け入れてくださり「ここだと自分たちの理想の家が作れそう!」と決めました。長い期間をかけて、自分たちのやりたいこと予算内でいろんなアイデアを出してくださり本当に素敵な家ができました。ありがとうございました。
ご回答ありがとうございました。
お客さんからの声でいただくのは、だいたい「人柄」で選んでいただいていることが多いです。裏表がない、営業マン感がないのは確かにそうです。性格的なことなんだと思います。でも実は新卒の頃に大手ハウスメーカーで営業として勤めていたことがありまして、一応営業として経験を積んできたつもりです。
当時、住宅展示場に来場されたり直接接客したお客さんの住所をもとに、追客と言ってご自宅までお伺いして資料をお渡しするというのを仕事上普通にやっていました。でもだいたいはお客さんにイヤな顔をされて「なぜわざわざ来るの」という気持ちが感じ取れました。エビナ製材に戻ってからはそういった追客は一切しないようにしました。他にもハウスメーカーで経験してきたことをもとにして、反面教師として今のエビナ製材に取り入れています。
追客しない
営業マン感を出さない(これは元々ですね…)
営業→設計→コーディネート→施工監理というように担当者をコロコロ変えない
オプションという概念をなくす
ハウスメーカーの営業という職種はノルマが課されているので「契約取ってなんぼ売ってなんぼ」なのですが、エビナ製材はお客さんの希望の家をつくることを目的として接客していますので、そのあたりの違いはハッキリしていると思います。
担当1人で引渡まで持っていくのは確かに大変なのですが、最後に感謝していただいたり喜んでいただけるとやってて良かったなあ報われたなあと思います。僕1人だけのことではなく、一緒につくっている職人さん達にもお客さんの声を伝えるようにしています。
]]>交野市I様の平屋の木の家建築工事経過です。
施主さんは70歳代の女性でご主人との2人暮らしの予定です。もうそんなに大きな家は要らないということで平屋の木の家をつくります。
既存エコキュートの移設と試運転が完了し、畳と障子が入り、網戸も入ってようやく住める状態になりました。引越後に既存建物から部材の抜き取りなどは残りますが、これで全ての工事が完了です。
ちなみに照明器具は、電球の取替が可能で簡単なものをという要望にお応えして一般的な照明器具を取り付けています。
ようやくあと少しで完成というところまで近づいてきました。
内装の床はナラフローリングと杉フローリング、天井は杉板貼り、壁はレミリアという壁紙と洗面トイレは漆喰仕上げとしています。
今お住まいの家の思い出の品を出来るだけ家に取り込むため、書院の障子だけでなく床の間の部材を解体時に抜き取って取り付ける予定としています。
いい木の家になってきました。
家のつくりとしては現代的な木の家に仕上げています。今お住まいの家で気に入っておられる書院の障子を再利用して飾りとしたり、思い入れのあるものをたくさん使って仕上げていきます。
外壁に焼杉板を貼っています。これは焼きっぱなしの炭を残した状態の焼杉板です。炭が手につきます。外壁に木を使うので、外壁下地は防火構造認定を取得出来ている仕様にしています。風合いは良く、雨風によって炭が落ちていきます。
これが断熱工事前で
これが断熱工事後です。
建物を丸ごと断熱材ですっぽり覆うので、断熱性能がとても高いです。
工事中スポットクーラーを入れるだけでかなり涼しいです。グラスウールやロックウールを入れたときとは体感が全く違います。
天井の下地や壁の下地ができてきました。杉とナラのフローリングが貼れてきています。そろそろ断熱工事の日程が近づいているので電気配線と水道配管の打ち合わせをしました。
2023年5月12日に交野市I様の平屋の木の家注文住宅を上棟しました。
交野市I様の木の家は平屋で和瓦葺き、外壁は焼杉板で仕上げる予定です。
外壁が板貼りとなるので、防火構造認定が取れている仕様で下地もつくります。昔のように単純に板貼りすればOKというものではありません。必ず燃えない下地をつくる必要があります。そうでないと建築確認がおりません。
ここから平屋の新築注文住宅をあと2棟建てる予定をしています。今年は平屋が流行りですね。
発注者となるお客さんの年齢層がぐっと上がりまして、50代~70代のお客さんが増えました。要因として大きいのはやはり物価上昇でして、土地と建物を一緒に住宅ローンを組んでと計画するとかなりの金額(京都市内だと5000万円超え)となってしまうこともあり、30代の子育て世代のお客さんの割合が減り50代~70代のお客さんの割合が増えました。年齢が上がったことで現金で決済されるお客さんの割合も増えてますね。
施工実例からもわかるように、エビナ製材の木の家はお客さんごとに出来上がる家が違います。
一般的なハウスメーカーや工務店では、注文住宅と言いながら自由に自分の好きなようにつくれるわけではなく一定範囲の中で選択するように出来ています。
それではほんとうの注文住宅とは言えないと思っていて、エビナ製材ではお客さんの要望をもとにして家をつくっていきます。予め決まった仕様の中で選択するだけか、お客さんのイメージをもとに家をつくるかで完成する家は大きく変わります。「オプションです」「できないです」ではなく、「お客さんの要望をもとに実際につくるとこれくらいの費用になります」という姿勢の違いです。説明するのが毎回難しいんですが、この違いはとても大きいです。
]]>最近の受注は、平屋の木の家を建てたいというご要望が多いです。
また、以前は30歳代のご夫婦からのご依頼が多かったですが、今は物価上昇の影響もあり40歳代から上の世代のお客さんのご依頼が多いです。そこで、今回はそうした「時代の流れを特徴付けるような現場」の建築工事の流れを記事として載せていきます。
滋賀高島市M様邸は、平屋の木の家です。
今現在のお住まいは、大阪なんですが、お仕事がコロナ後もリモートワークになるということが決まり、滋賀県高島市に約145坪の土地を購入され(JRの駅まで車で約10分)、ご夫婦2人とワンちゃんで新しい生活をスタートされることに。
雑踏から離れ、空気の澄んだ田舎で広い土地でゆったりと平屋の家で暮らしたい!
そんな新しい暮らし方をご希望されているお客さんの参考になれば幸いです。
家の完成は、2023年10月予定です。
このページは、工事の流れに沿って随時更新していきますので、ブックマークにとって、完成までお楽しみください。
9月30日土曜,10月1日日曜完成見学会を開催しました。遠いところをはるばる来ていただいてありがとうございました。
現状80%まで完成した状態を見ていただきました。そのときの写真です。いい木の家に仕上がってきました。
可動棚の棚の枚数やハンガーパイプを取り付ける取り付けない、塗装にオスモカラーを塗る場所の確認などをお客さんとしました。いよいよ木工事も完了して、次の工事工程に入っていくところです。
23年9月30日土曜と10月1日日曜に完成見学会の開催許可をお客さんからいただきましたので、久しぶりに開催します。
場所は滋賀県高島市で、12:00~15:00の間で完全予約制です。それぞれ1時間程度で見ていただきたいです。
詳細はこれまでに資料請求いただいたかたに後日お知らせいたします。
キッチンからの眺め。
和室と座っての作業用カウンターです。壁には余った杉板を貼っています。
広いLDKの左側の土間には薪ストーブを設置する予定。
オンラインでの仕事場です。書斎ですね。
寝室
天井の杉板貼りと石膏ボード貼りが進行中です。同時に図面に基づいて造作家具(ぞうさくかぐ)もつくってもらっています。可動棚だけではなく、箱状の家具やカウンターもつくっています。最初から造り付けるのでインテリアのイメージの統一がしやすくなります。
図面で造作洗面台を描いていましたが、立体にしてみると矛盾があるものについてはあらためて3Dを作成してお客さんに見てもらって要望を確認します。2次元の図面を見たところで一般の人にはわからないと思っています。「思ってたのと違った」を出来る限りなくして「お客さんの要望通り」に仕上がるようにつくります。
来週からアイシネン吹付断熱工事がはじまるので、今週のうちに電気配線、水道とガスの配管を完了しています。配線配管が断熱材に埋まってしまって後からスイッチやコンセントの位置を変えることが難しくなるため、事前にお客さんと現場での打ち合わせで位置を決めていきます。図面では離れているように思える距離でも現実の建物ではそこまで距離が離れていないこと等よくあるので、図面描いてあることを現場で再確認して必要なところは修正していきます。
無事に上棟できました。上棟おめでとうございます。
前日は雨でしたが、当日は曇りで作業も早く進みサッシと玄関引戸まで取り付けて終わりました。屋根下地もできたのでこれで雨は入らないはずです。実感として平屋で30坪あるとかなり大きいですね。
上棟日が近づいてきましたので土台と床合板を組みました。床下の給水給湯排水の配管も施工しています。22日が雨予報なので濡れないように合板の上にフィルムを貼って完了です。
基礎の配筋検査に合格しました。図面通り鉄筋が組んであるかを確認してもらいます。
このあとコンクリートを打設して基礎が完成し、6月中に上棟します。
基礎屋さんと現地で建物の配置や高さについて打ち合わせをしてきました。
側溝の横に高さ200mmのブロック擁壁があるので、工事用車両を敷地内に入れるために一部解体します。仮設電柱や工事用水道の手配をして工事ができるように進めていきます。
2022年11月の敷地の写真がこちらです。
草だらけで敷地に入れない状態でした。。。
プランもまとまってきてそろそろ建築工事に入っていこうかということで、2023年3月草刈りをしました。
ようやく敷地に足を入れることが出来る状態になりました。
今後も続きます。
]]>問屋の営業さんから紹介いただいたお客さんでした。
ふつうは土地探しだけで1年ぐらいはかかるところを、初面談して2ヶ月でいきなり土地買いましたという話を聞いて驚きました。探されてたエリアではなかなか物件が出ないので即決されてましたね。
解体からはじまって新築完成までエビナ製材、外構は業者さんを紹介というカタチで進めました。
着工までの間には木材価格の高騰「ウッドショック」が起こり、木材価格が高止まりしたままで値段が下がらず少しでも削れるところはないかと困りましたね。
構造体はシロアリや腐りに強いヒノキ、スギ、米松などムク材を使って長い期間保つように配慮しています。断熱材は床下、壁、屋根に吹付断熱材アイシネンを使用して断熱性を高めて、長い期間住み心地が良くなるように配慮しています。サッシは準防火地域のため防火サッシが必要で、値段が高くなるため樹脂サッシではなく樹脂アルミ複合サッシとしました。
2階建てで延床面積30坪と単世帯では必要十分な大きさでした。南に吹抜けをつくって明るくなるように計画しました。1階の床はパイン、2階の床は杉を使用、壁天井は一部ヒノキや杉貼りで他は壁紙仕上げ。また、色は奥さんの好みの色がベージュでしたので、ベージュを中心にしながらご主人の好みでブラックを挿し色に使用しています。外観はディープグリーンのガルバリウム鋼板スパンドレル調のデザインのサイディングを使用しています。外観のこだわりは男性のほうが強いですね。
工事中の現場の打ち合わせでは、壁紙でかなり悩まれてましたね。
少しずつ家としてカタチになっていくと現場での毎週の打ち合わせ時にとても喜んでいただいて、職人さん達も含めて嬉しく励みになりました。
キッチン、システムバス、洗面台、便器はお客さんからの支給でしたが、これも事前に細かく業者さんと打ち合わせしてキレイに仕上げることができました。
引き渡し後すぐに第一子を出産されたので、そういう時期にお伺いするのはストレスになるかなと思って控えていますが、お子さんが大きくなられたらまたお伺いしたいと思います。
ご主人の趣味がナイキのスニーカー集めでしたが、飾れる棚はつくれたかなと想像しています。ご夫婦2人から希望があり、2人で仲良く作られた家づくりだったなあと思い返しています。
住宅街の中でしたが、明るくて風通しが良く広く感じられる木の家になりました。これからも家の面倒を見ていきたいと思っています。
]]>年末に近づいて来ましたので、2022年にお引き渡しの完了した現場のご紹介をしていきたいと思います。
まずは、2022年7月引渡の京都市左京区H様の木の家です。
築40年の鉄骨造2階建ての住宅を面積は変えずに間取りの変更をしました。普通に仕上がりを見ている分には木造としか思えなかったのですが、解体してみると鉄骨造で屋根まで鉄骨で出来ていたりと初めてのことも多かったです。お客さんの要望を元に、現場で職人さん達とどうやってキレイにおさめるか長持ちするようにつくるかを話し合い、お客さんも交えて話し合って決めていきました。
現場が立て込んでいたため工事の進みが遅くなって申し訳なかったのですが、それでも以前よりははるかにスタイリッシュで断熱がきっちり効いた住み心地の良い家になったと思います。
お客さんのDIYもたくさんあり、また入居の前に入籍されたりと、お客さん自身が自分達で頑張って家をつくるんだという姿勢に共感できました。
色合いは奥さん好みのブラックを主に使い、ブルーグレーやホワイトを挿し色として使う感じで、そこにパインや杉のフローリングを使っています。今は明るい色ですが経年で色が変わっていきます。また断熱は壁と屋根にアイシネンを使用して熱を伝えやすい鉄骨を断熱しています。
最初に「海老名さんにお願いしたい」という言葉をいただいて、最後の最後まで喜んでいただき感謝していただいて、こちらこそありがとうございました。
間口が狭かったり鉄骨造なので妙に高さがあったりと難易度は高めでしたが、完成して良かったです。
before
after
]]>黒を基調とした新モデルハウスの外観。片流れ屋根を採用。屋根の裏側は、コスト削減のため木に近い色に塗装。
駐車スペースが2台。モデルハウス見学は、どうぞお車で!
エビナ製材モデルハウスが京都府亀岡市にできました。
新モデルハウスのコンセプトは、「実際に人が生活しているモデルハウス」です。エビナ製材の従業員が自分達の生活に合うようにオーダー注文し、お客さまの家づくりと同じ流れで建てました。実際に、2022年の2月から生活しています。
メーカーの理想だけを追求した立派すぎるモデルハウスとは違い、リアルに人が寝て、起きて、食事して、毎日笑って生活している等身大のモデルハウスです。
良い部分も、そうでない部分も、ありのままに見ていただくことで、お客さまの生活をイメージされやすいモデルハウスだと思いますので、ぜひご見学ください。
実際に人が生活していますので、見学ご希望の場合は、事前にご予約をお願いします。
見学ご希望のお客さまは、お電話または、こちらのお問い合わせフォームより、備考欄に亀岡モデルハウス希望と見学希望日時をご入力の上送信してください。
追って、モデルハウスの住所と日時をご連絡させていただきます。
亀岡のモデルハウスも基本構造は、エビナの得意とする「一室空間の家」となっています。LDKのエアコンを1台稼働すれば真夏でも十分涼しく、節電になります。2017年1月に京都市内に完成したモデルハウスは白を多用しているナチュラルインテリアですが、亀岡のモデルハウスは、今の流行りを取り入れていますのでインテリアの参考にもなりますよ。(写真は全て、2022年2月竣工当時の内観になります)
1階と2階が繋がる19帖のLDK
狭くても広く見える家。隣家が南側のため、東、西、北の窓から光を取り込み明るい家に設計
キッチンよりリビングを望む。玄関からリビングへの扉は、今人気のブルー系扉を採用。
キッチンの天井は、流行のレッドシダー貼りを採用。背面は、収納もたっぷり。
日々の洗濯導線をスムーズにするために考えられた広い3.5帖の洗面室。至る所に収納スペースあり
彩り美しい壁紙を採用した1Fトイレ
2Fは、こども室×2と寝室1の3部屋のみ。高い勾配天井の開放感が気持ちいいです
おしゃれで大容量のウォーキングクローゼット。壁紙のストライプがインパクト大
オリジナルで製作した本棚のセンターには、雛人形、五月人形が飾れるスペースを確保。ロフトの巨大な収納スペースには取り付け階段でGO!
屋根は、このような軒の出は深く、切妻の家を推奨していますよ
亀岡のモデルハウスの外観は、カッコイイから片流れ屋根にしようと思ってやったわけではなく、道路斜線規制を避けるためとロフトを広く確保するためにこうなっただけであって決してオススメしているわけではありません。
エビナ製材としては基本的に軒の出は深くして、シンプルに切妻の家を推奨しています。
これは、将来にわたって耐久性耐候性がありメンテナンスになるべくお金がかからないようにするためと、軒の出を深くすることで外壁の傷みを減らすことと夏の直射日光が室内に入らないようにすることと突然の雨でも窓を開けていても室内が濡れないようにするためです。
現在の住宅では軒を出さない家が多いですが、これはデザインや見た目優先であり、屋根面積が小さければ小さいだけお金がかからないことも含めて採用されています。将来のメンテナンス費用や実際の生活しやすさを考えると屋根が大きく張り出しているほうが良いですよ。ガラスにLow-E複層ガラス使っているから紫外線はカット出来ますからとか外壁は塗膜が強くなってますからとか住宅の営業さんは言うでしょうが、最初から夏の直射日光が入らないようにしておいたほうが室内温度は上がらないですよね。
語ってしまいました…
亀岡のモデルハウスの延べ床面積は、約27坪です。決して広いお家ではありません。
ハウスメーカーのモデルハウスのような巨大なお家ではなく、リアルな生活感を感じられるモデルハウスです。
小さなお家ですので、いろいろな工夫が随所にたくさんあります。そんな、狭小住宅の家づくりが得意なエビナの工夫も楽しみながら探していただけると嬉しいです。
もう一度、亀岡のモデルハウスのご見学についてです
↓
実際に人が生活していますので、見学ご希望の場合は、事前にご予約をお願いします。
見学ご希望のお客さまは、お電話または、こちらのお問い合わせフォームより、備考欄に亀岡モデルハウス希望と見学希望日時をご入力の上送信してください。
追って、モデルハウスの住所と日時をご連絡させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いします。
↓↓↓↓↓
こちらのブログ記事も人気です
↓↓↓↓↓
「2022年 今、家づくりを考えているお客さまへ」
今年は史上最短の梅雨があっという間にあけて、いきなり暑くなってフラフラしますね。
さて、ここ半年ほど物価上昇が続いており、住宅の買い控えが出てきているように思います。
せっかくですのでこの期間を家づくりの準備期間として考えて、どれくらいの期間が必要になるか見ていきたいと思います。
まず、最初に家づくりにかかる期間についてですが、エビナ製材にご依頼をされた場合は、以下のような期間が平均的となっています。
「半年くらいあればなんとか家が建つだろう」と考えておられるお客さんもおられるのですが、ご満足できる家づくりには時間がかかります。
短期間で建てた家は、必ず後からたくさんの後悔をしてしまう家なってしまいます。
ですので、以下の期間を目安に、完成させたい時から逆算して、おおよその家づくりの計画を建ててみてください。
↓↓↓↓
●土地探しに1年以上
●プラン作成に3ヶ月以上
●工事期間に6ヶ月程度
●外構工事に3ヶ月程度
土地探しからはじめると2年ぐらいはかかるものと思っておいてください。
今現在家を建てる土地をお持ちでない人の場合は、ゼロからのスタートです。この場合、少なくとも1年はかかると思っておいてください。
また、「ある程度エリアを絞れている」か「まったく絞れていない」かで動き方がや時間のかかりかたが変わります。
例えば、これから小学校に上がるお子さんがおられる場合は学区で絞られますし、通勤圏内であれば最寄り駅からの距離で絞られてきますね。
まったく絞れていない場合は、ほんとにどこでも良いわけですので、今住んでいるところの近隣でも良いですし、遠く離れて田舎暮らしをされても良いと思います。
ぼんやりでも良いですから要望を持って、大手の仲介専門の不動産屋さんに相談してみてください。また、エリアを絞れているのであれば最初からそのエリアで不動産仲介を業務とされている不動産屋さんに相談に行かれるのも良いでしょう。
土地探しと同時に、希望の家を建ててくれそうな工務店やハウスメーカーもある程度検討して絞っておきます。雑誌に載せているところもあれば、ネットでガンガン攻めてくるところもあれば、ネットで検索してもあまりヒットしないですが、マイペースにコンスタントに仕事をしているところまでいろんな工務店やハウスメーカーがあります。ちなみに、エビナ製材としてはマイペースにコンスタントに仕事をしている工務店でありたいです。
まだ土地探し中ですので、営業にガンガン攻めてこられても土地がないから契約も何もできない状態ですので、比較的自由にいろんな会社を見て回ることが出来ます。
新型コロナウイルスも弱毒化して、通常のイベントが開催できるようになってきたこともありますので、完成見学会や内覧会やモデルハウス見学に行ってみるのが家づくりの特徴がよく現れるという意味で一番良いです。
ようやく土地が決まって、プランと概算見積の作成依頼をかけられるようになったときに、欲しいものがあります。
それは、お客さんの家に対しての要望です。ネット上に出ている画像やinstagramの投稿で気に入ったものを保存しておいてもらえると、工務店としてはそれをベースとして家のイメージをつくっていけます。
そうやって出来たプランと概算見積を元にああでもないこうでもないとやり取りしていると、プランと見積が固まるまでに少なくとも3ヶ月はかかります。プランの打ち合わせではだいたい2週間に1回2時間程度をプランと見積が固まるまで続けます。長ければ半年とか1年かかる人もおられますので、人によってバラバラです。
なぜこんなに時間のかかりかたに違いがあるかと言いますと、考えに考えた結果やはり白紙に戻してイチからやり直しになる人もおられれば、隣の土地を買えたから建物の間口が大きくできそうとか、予算があうところまでプランを小さくしつつやっぱり要望はたくさん出てきたりとかいろんな理由で違ってきます。でもそれは人それぞれですし、それで良いと考えています。
通常6ヶ月ぐらいかかると想定しておいてもらいたいです。建材が入手しづらかったり、人手が足りなかったり、順番待ちで待ってもらったりといろんな理由である程度の余裕を見ておいて欲しいところです。また、工事期間中もこまめに現場で打ち合わせして変更してくれる工務店もあれば、プランが決まった以上は決定事項だから現場での変更はしない工務店もあるので、確認が必要です。
建物が完成して引っ越しするかしないかあたりの頃に外構をどうしていくか、工務店さんか外構屋さんに相談して見積してもらっておいたほうが良いです。目安として外構工事1,000,000円程度は見ておいたほうが良いですよという説明はしていますが、金額は内容や面積によって変わってきますので個別に見積が必要です。外構工事もいくつかの現場を持ちながら工事されているところが多いので2~3ヶ月ぐらいはかかると思っておいたほうが良いです。
エビナ製材の場合、外構工事は得意ではないため、お付き合いのある外構屋さんを紹介しています。ただやっぱり人気のある外構屋さんですので施工までに時間がかかりますのでご了承ください。
新築以外の手法として、既に家を持っていてそれを骨組みだけ残して丸ごとやり直すリノベーション工事というものもあります。骨組みだけ残すので「解体して新築したら狭くなる」とか「生まれ育った家を再生したい」といった場合に適しています。建築基準法の範囲内での工事ですので、当然やってはいけないこともありますので、そのあたりは実際に口頭で説明していきたいと思います。
以上見て来ましたように新築工事の場合、
●土地探しに1年以上
●プラン作成に3ヶ月以上
●工事期間に6ヶ月程度
●外構工事に3ヶ月程度
土地探しからはじめると2年ぐらいはかかるものと思っておいてください。
その期間中に、今のように物価が上がったりウッドショックが起こったり紛争が起こったりといろんなことが今後も発生していくと思います。そうは言うものの、家賃を払い続けても自分のものにならない、住宅ローンを借りられる年齢に近づいている、こどもが小学校上がるまでには家に住みたいといった家庭内でのイベントも絡んでくるので、両方を見ながらタイミングを計っていっていただきたいです。
主に家づくりの期間について書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
多くのお客さまは、予想されたいたよりも時間が掛かったというご感想です。
しばらくの間、住宅建築費の不安定さがつづくと予想されますが、
今は家づくりを見送ろうとされているお客さまもこの期間を活かして理想の家づくりを進めてください。
まずは、たくさんの会社から資料請求をされることをオススメしています。
エビナ製材もそのひとつとしてご検討いただけているのであれば、こちらから資料請求をお願いします。
難しい質問などはありませんので、最短1分で資料請求ができます。
どうぞよろしくお願いします。
良く読まれているブログの投稿ベスト7
↓↓↓↓↓
ブログを書く時間がなかなかとれていませんが、最新の記事になります。
↓↓↓↓↓