京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

屋根葺き替え工事

海老名智史

【屋根葺き替え工事】

こんにちは!

エビナ製材で主に改築・建て替えを担当しています
住宅介護コンサルタントの海老名智史です。

平昌オリンピックが始まりましたね〜
韓国とは時差がないのでテレビでも見やすいですね!

屋根の葺き替え工事のお話

さて、今回は介護関係のお話ではなく
屋根の葺き替え工事のお話です。

皆さん覚えておいでか分かりませんが
昨年の10月下旬(衆議院選挙の日曜日前後)に
日本を襲った台風21号!

各地に被害をもたらしましたが
京都でも多くの被害があり、特に屋根の被害で
雨漏りする家が多数ありました。
(そのため、台風21号の通過以降、京都の屋根屋さん・瓦屋さんは
 今でも大忙しです!)

今回屋根を葺き替えさせていただいているお家
(ありがたいことにお隣からもご依頼があり現在2軒同時に
 工事させてもらってます!)は
室内に雨は侵入していなかったのですが
天井裏から音がする、ということで屋根を
全面やり替えましょうと決意されました。

ご相談が10月末でしたので3か月以上お待ちいただいたのですが・・・

ただ京都市は住宅の耐震改修工事に対して補助金を出してくれますので
(詳しくは「まちの匠の知恵を活かした京都型耐震リフォーム支援事業」で検索してください。)

その申請手続きなどをお待ちいただいている間にしておりました。

また目に見える被害があった場合は、
火災保険会社で風災害特約付きの損害保険に
加入していれば合わせて使えると思いますよ。

京都市の支援事業について

今回は京都市の支援事業について述べます。

屋根の葺き替え工事がなぜ耐震改修工事になるの?
と思われるかもしれません。

現在の屋根が土を載せて瓦仕上げになっているお家が対象なのですが
屋根に土と瓦が載っている重量は相当なものです!

今回のお宅は2階建ての3LDKのお家なのですが
そのお家に載っている土と瓦の重量はおおよそ4〜5トンくらいあります!

これを全部おろして次に仕上げる屋根材をスレートや金属板、
土を載せずに仕上げる瓦にすることで屋根を軽量化することで
地震で倒壊しにくいようにするので耐震改修工事になります。

京都市ではこの工事に対して最大20万円を補助してくれます。

また土と瓦をおろした屋根の骨組みに
ベニヤ(正確には構造用合板というもの)を
屋根全面に打ち付けることで地震の横揺れに強くなりますから、
この工事に対しても最大10万円を補助してくれます。

屋根の葺き替え工事は屋根の大きさにもよりますが
100〜200万円くらいかかりますので、こうした補助金制度があると
少しは足しになりますね。

屋根の葺き替え工事や耐震改修工事を
ご検討されていらっしゃる京都市内の方は
是非補助金制度をご活用ください!

最後に今回の屋根葺き替え工事を写真でアップしておきます。
(仕上げの屋根工事はブログを書いている時点では未完成なので
 写真がないですが、スレート仕上げです)

屋根葺き替え工事/以前の瓦屋根

以前の瓦屋根


 ↓
屋根葺き替え工事/瓦をおろした後の土の状態

瓦をおろした後の土の状態


 ↓
屋根葺き替え工事/構造用合板を打ったところ

構造用合板を打ったところ


 ↓
屋根葺き替え工事/防水シートを貼ったところ

防水シートを貼ったところ

今回もお読みいただきありがとうございました!

住宅介護コンサルタント
海老名智史


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