京都市左京区F様邸の新築木の家注文住宅工事経過
左京区F様の木の家|リノベか建替かの選択から始まった家づくり
左京区F様邸の家づくりは、2024年9月頃の初面談から始まりました。
当初はリノベーションで既存の実家を活かすか、それとも建替えるかを検討されていました。
複数の工務店で見積もり比較をされた結果、最終的に建替えを選ばれ、エビナ製材へご依頼いただきました。
ご夫婦ともに決断が早く、また「急がずゆっくり進めたい」というスタンスだったため、
無理のないペースで丁寧に家づくりを進めてこられたことが印象的です。
地盤改良工事を行いました(2025年11月18日・19日)

11月18日(火)と19日(水)の2日間、左京区F様邸では 地盤改良工事(ソイルセメント工法) を行いました。
建物を長く安全に支えるためには、基礎だけでなく 地盤の強さ が非常に重要です。
今回の敷地では調査の結果、地盤の補強が必要と判断されました。
工法として採用したのは ソイルセメント工法。
専用の重機で地面を掘り進めながら、内部の土と固化剤を混ぜ合わせ、深さ3m、直径500mmの柱状の地盤改良体を35本 造成しています。
これらが建物の荷重を面で支えることにより、地盤沈下や傾きを防ぎ、建物をしっかりと支える基礎となります。
曇り空の下、重機と職人さんの息の合った作業で、2日間で無事に施工完了しました。
次はいよいよ 基礎工事へ進んでいきます。
土留め工事(2025年11月12日〜14日)

11月12日(水)から14日(金)にかけて、左京区F様邸では土留め(どどめ)工事 を行いました。
今回必要なのは敷地の土が崩れたりこぼれたりするのを防ぐための「土留め(どどめ)」としての壁 です。
そのため、施工方法としては基礎をつくり鉄筋を入れて型枠コンクリートブロック を積んで壁をつくっています。
必要以上に強度の大きい工法を採用するのではなく、敷地条件と必要性に合わせた適切な工事内容です。
敷地向かって右側は、今後階段をつくるためにスペースを空けており、現在はそこから 重機が敷地上部に上がれるように 通路として確保しています。
土留めが完成したことで、次は 地盤改良工事 に進んでいきます。
土地のお清めを行いました(2025年10月19日)
左京区F様邸では、10月19日(日)の午前10時に
土地のお清め を行いました。
F様の家づくりでは、正式な地鎮祭として神主さんに来ていただいてテントや祭壇を設営するスタイルではなく、施主様と海老名で 簡易な形で敷地を清める 方式を選ばれました。
実は、エビナ製材で家づくりをされるお客様のうち、約70%がこの簡易なお清めを選ばれています。
費用や準備の負担を減らしつつ、節目として気持ちの区切りを大切にしたいという方が多いためです。
清めの方法
事前に 城南宮で購入していただいた御札と御砂 をお預かりし、当日、施主様と私(海老名)で、敷地を一周しながら清めました。
清めは 北東(鬼門)から時計回りに敷地の四隅 を巡ります。
その際に、
御砂・塩・米・日本酒
を撒き、工事の安全と良い家づくりを祈願しました。
静かな空気の中で、「ここから新しい生活が始まる」という想いがしっかりと感じられる時間でした。
このお清めを終えて、
11月からは擁壁工事 → 地盤改良 → 基礎工事へと進んでいきます。
次回の記事では、擁壁工事の様子をお伝えします。
既存建物の解体工事が始まりました(2025年9月8日〜19日)

9月8日(月)から19日(金)まで、旧家屋の解体工事を行いました。
敷地に重機を搬入し、建物を慎重に解体しながら、
木材・鉄・コンクリートなどを分別して順番に搬出していきます。
長く暮らしてこられた家が姿を変えていくのは、
施主様にとっても大きな節目となる時間です。
解体が進むにつれ、
これまでの暮らしの形がゆっくり消えていき、
新しい家づくりのステージへの準備が整っていきました。
2025年12月1日 6:10 PM
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