京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

空き家のこと、ひとりで悩まなくていいんです。

最近よく「社会課題の解決」とか難しい言葉を耳にするんですが、
正直なところ、私も最初はピンときませんでした。

空き家問題とか、地域の人の困りごとを“事業として”解決する——
なんだか大きくて、すぐには手が届かない話のように思えていたんです。

でも、しばらく時間をおいて考え直してみると、
そんなに難しく考える必要はないんじゃないか、と気づきました。

いきなり「社会問題」から入らなくていい

私ができることって、けっきょく
“今やっている仕事と、人とのつながり”の延長線にしかありません。

建築・木材・住宅の仕事をしている中で、
お客さんと顔を合わせて、話を聞いて、
税理士さん、司法書士さん、不動産屋さん、土地家屋調査士さん……
いろんな専門家の方と自然につながってきました。

その延長にある「空き家の困りごと」を、
まずは“相談できる相手”として受け止めること。

それが自分のスタート地点なのだと思っています。

京都市にとっても、個人にとっても、そして私にとっても良い循環に

京都は人口減少が進み、とくに若い世代が流出しています。
空き家は増え続け、地域の景色は少しずつ変わっています。
でも、その空き家がもし
「次の住む人につながる」「もう一度息を吹き返す」
そんな道筋をつけられたら、まちにも希望が生まれます。

空き家の所有者さんにとっては
「ずっと気になっていた問題が片付いた」という安心。

新しく住む人にとっては
「京都で暮らし始めるきっかけ」になるかもしれません。

そして私にとっては、また新しいお客さんと出会える。
これは“誰も損をしない”、いい循環だと思うのです。

私は“立派なことをする人”ではなく、ただの海老名です

私は偉そうに「空き家対策をやります!」とは言えません。
そんな柄でもないし、背伸びもしません。

ただ——
相談してくれる人のお話をしっかり聞いて、
できる限りの知恵を持ち寄って、
専門家や信頼できる仲間たちにつないで、
少しでも前に進むお手伝いができたらいい。

それが「海老名」という人間のやり方なんだと思います。

肩ひじ張らず、なんでも気軽に相談してもらえる、
そういう“空き家の相談窓口”になれたらうれしいです。

最後に

社会課題と聞くと難しく思えますが、
私にとっては「地域の誰かの困りごと」を一緒に解いていくこと。

その積み重ねが、
結果として“社会課題の解決”と呼ばれるものにつながるなら、
それで十分だと感じています。

空き家のこと、相続のこと、リフォームのこと。
心のどこかに引っかかっていることがあれば、
どうぞ遠慮なく声をかけてください。

海老名は、いつものように等身大で、お話を聞かせてもらいます。


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