京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2019年 8月

【完成写真】京都市右京区H様の木の家注文住宅のリノベーション工事が完了しました。

どうもみなさんこんにちは、エビナ製材海老名宣行です。

リノベーション工事としては過去最長最大規模の「京都市右京区H様の木の家」がほぼ工事完了しましたので、この記事では完成からさかのぼって解体着工までの流れを説明していきます。

【京都市右京区H様の木の家リノベーション工事】

まずは大きさや築年数

【工事期間】
2019年1月25日解体開始〜2019年8月25日全工事完了予定

【構造】
木造軸組2階建て 和瓦葺き 築46年

【延床面積】
約60坪

木造2階建てで約60坪の大きさの家と土地を購入されまして、やはり古い家なので断熱性も低くすきま風もスースー流れることから、現代の高い断熱性と気密性そして自然素材の木やケイソウ土をたくさん使った家に仕上げました。全て注文を請けてつくっている住宅です。

ではみなさん大好き完成写真です。
私個人としては、完成写真よりもそこに至るまでにどんなことをしてきたかっていうことのほうが大事だと思うのですが、やっぱりネット上は完成写真があふれかえってますね。

【京都市右京区H様の木の家リノベーション工事完成写真】

【完成写真 キッチン 】

欧米で見かけるようなキッチンです。
大阪のウッドセッションさんの手によるものです。

ミーレの食洗機と電気オーブンがビルトインで入っています。
扉はブラックウォルナットの無垢材が使われており、高級感があります。
キッチンの天板高さは95cmとこれも欧米基準になっています。

手前のカウンターもオーダーで製作されています。

ほぼ奥さんのイメージ通りの仕上がりになっていて、床は杉の圧密フローリングで、その下には床暖房パネルが敷き込んであります。

キッチンが入る前はこんな感じ

もともと2間続きの和室を潰してLDKとして利用しています。

天井に貼ってある木は、ウェスタンレッドシダーと言って、北米の杉です。スターバックスなんかにもよく使われていますね。

【完成写真 寝室】

14帖+3帖のウォークインクロゼット+洗面スペース1帖とを持つ寝室です。

壁に杉が貼ってある面にベッドのヘッドが来る予定で、それに合わせて照明器具のダウンライトも調光できるように計画してあります。壁はグレーの壁紙を使っているのですが、外の緑の反射光で緑がかったグレーになっています。床は杉の圧密フローリングを貼ってその下には床暖房パネルが敷き込んであります。

ウォークインクロゼットや本棚などたくさん造作で家具をつくっています。だいたい全てが可動棚になっているので好みに合わせて高さを調整出来るようになっています。

洗面化粧台はIKEAのGODMORGON(グモロン)という商品なんですが、そろそろ仕入れないとと思ってネット通販で買おうとしたら、在庫が少ないためネット通販出来ないので直接買いに来てくださいとIKEAの人にチャットで言われ、慌てて大阪のIKEA鶴浜まで買いに行きました。笑

【完成写真 書斎】

ご主人、奥さん共に仕事をしておられるので、家の中に仕事場が必要だということで書斎をつくりました。
棚の後ろの壁はご主人が塗装されました。壁紙屋本舗で販売されているイマジンウォールペイント(製造は絵の具メーカーのターナー色彩)を使っています。絵の具メーカーの製品だけに発色がとてもキレイです。

室内側のガラスはもともとのものをそのまま再利用しています。

屋外側のサッシは樹脂サッシ+トリプルガラスになっています。この家の新しくしたサッシはほぼ全て樹脂サッシ+トリプルガラスを使っています。なので強烈に重く断熱性気密性が高いです。

こちらも床は杉の圧密フローリングの下に床暖房パネルが敷き込んであります。

工事前の状態

工事前の状態は、年月が経過してずいぶん劣化していましたが、もともとお金のかかった良い家でした。40年前では珍しいセントラルヒーティングのシステムが組み込まれていたり、柱のスパンを飛ばすために構造の補強で鉄骨が組み込まれていたり、フローリングなどの仕上げ材にヒバが使われているのでとても良い香りがしました。

特に和室まわりの仕上げは美しいです。外観も和風で重厚感がありかっこよいです。

ただ、やはり今の時代の感覚からすれば、木製建具のスキマから外の空気が入ってきたりするのでやたら寒かったり暑かったりするのでそのあたりを現代の感覚に置き換える必要がありました。それに、古くなったキッチンやお風呂や洗面台、トイレなどの設備と空間を全て新しくする必要がありました。

工事内容

私としては、工事中というのはどう仕上がるように考えてどうつくるかを考えている真っ最中の状況なので、悩みながら道筋をつけていくとても大切な工程です。だけど、一般の人にはなにやってるのかさっぱりわからないというのが工事中の現場です。それでも、お客さんには何度も現場に足を運んでもらって、いろんなことを相談しながらつくっていきます。

間仕切りを作り替えるためや窓を開けるために土壁を解体

基礎を作り直して、湿気が上がらないようにして床下の土の上に防湿土間コンクリート打設

構造的に補強するために腐っている柱や土台を入れ替え

仕上がりがキレイになるように壁や床の水平垂直を出し

気密断熱性を向上させるため吹付断熱と樹脂サッシ+三重ガラスの窓を取付

吹付断熱すると動かせなくなる電気配線、ガス配管、水道配管を施工

寒さ対策のために各室に床暖房を敷設。床暖房パネルを貼って、そのうえに床暖房対応の杉の圧密フローリングを貼ります。木の家っぽくあたたかみのあるフローリングです。

お客さんの要望に従ってたくさんの棚をつくっていきます。自由がきくように、後で位置を変えられる可動棚にしています。今回は家具を買わなくても良いようにという注文に対応して、パントリーや書斎、各寝室に棚をたくさんつけています。ここから後は壁紙やケイソウ土で仕上げて、最初の完成写真のように仕上がります。

まとめ

新築はだいたい流れが決まっているので、その流れに乗って進めることが出来れば工事の状況を把握することが可能です。ですが、リノベーションは一つ一つ何をどうしておさめていくのか、それをするのには何が障害なのかを見極めていく必要があります。だから、ほんとに毎日ぐらい現場に行ってお客さんはもちろんのこと、大工さんをはじめいろんな業者さんとああでもないこうでもないと相談しながら進めていきます。

このため、出来るだけ近いところで工事出来るほうが助かります。リノベーションするのであればエビナ製材にとっては京都市内がベストです。


トップへ