京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

寝屋川市IN様の木の家注文住宅の養生が剥がれました 2018/12/18

海老名宣行です。

ようやく図面と見積から少し解放されましたので、ブログ書きます。

寝屋川市IN様の木の家注文住宅の養生が剥がれました

めっちゃ良い感じですよねー。良い家になりました。

ようやく12月15日に養生を剥がして掃除できまして、床が見えたので木の家らしい見た目になりました。外壁は黒の木目柄を使っています。玄関を入ってまず廊下と階段と吹き抜けがドーンと見えるようになっているので、ここがまずインパクトがありますね。1階の床は桧、2階の床は杉を使用しています。

家を建てる経緯

ここはもともとご注文いただいたお客さんのご実家で、今でもそこにお父さんとお母さんが住まれていました。

「子どもも手が離れ、自分の親も高齢になってきたので、仕事をセーブしてそろそろ実家に戻り親と一緒に住みたい。でも今の築50年の家では狭くて住めない。建て替えたい。」というお客さんのご要望に基づいて計画がはじまりました。

計画としては、まず高齢者への配慮を最優先として、1階にお父さんとお母さんの個室を確保してLDKと接続し、トイレへの動線や洗面所、お風呂へ行きやすいようにプランしました。

他にはキッチンのコンロは火気を使用しないようにIHとしたり、夜にトイレに行きやすいように足元灯が取り付けられるようにコンセントを設けたり、テレビのコンセントや手摺もたくさんつくっています。また、10.5帖の部屋を作り付けの家具で仕切り、後々取外しが出来るようにしています。

階段の手摺格子を横格子として、壁に付いている通常の手摺とは別に手摺として使えるようにしたので、両手で手摺をつかみながら階段を上がり下り出来るようになりました。これによって、もしかするとお父さんとお母さんが2階にも上がれるかもしれません。2階は全て勾配天井として空間を大きくとり、明るく開放的なつくりになっています。

二世帯のメリットデメリット

親と離れたところに土地を買って、単世帯で家を建ててもしくは賃貸に住んでというのが一般的ですが、そうではない選択をされました。実家に戻って家を建て替えて一緒に住むということがなかなか無いことなので、それを実現しようという想いが偉いなあと思います。

資金面だけで考えると、土地も既にあるし建築資金も一部負担してもらえたりといったメリットがあるので、二世帯で暮らすことは良いことだと思いますが、やはりいろいろな条件が揃わなくて無理ということが多いですよね。

それにしても良い感じに仕上がりました。寝屋川市という踏み込んだことのないエリアだったので最初どうなることかと思いましたが、大阪の下町らしく近隣の皆さんにはとてもフレンドリーに接していただけました。


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