京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2018/07/23 「エビナ製材おすすめ」をもう少し深く掘り下げる

京都で木の暮らしと注文住宅をつくる材木屋兼工務店、エビナ製材の海老名宣行です。

twitter,instagram,FBページ も毎日更新していますので、よかったら見てください。

京都市西京区O様の木の家にて完成見学会開催します。
7月
28日土曜日am10:00-11:30
29日日曜日am10:00-11:30
各回2家族まで。あまりにも暑いので午前の部だけにします。
京都市西京区O様の木の家のまとめはこちら

SNSで書いている「エビナ製材おすすめ」をもう少し深く掘り下げる

今日は趣向を変えて、毎日SNSで書いている「エビナ製材おすすめ」をもう少し深く掘り下げてみようと思います。

SNSでは世の中の家づくりしているお客さんの役に立つ情報を発信している割に、ブログは日記になっているけどあまりお客さんにとってメリットがあるわけではないので、それならSNSで書いたことをもう少し掘り下げたほうがSNSと連動出来るし家づくりしているお客さんにとってメリットが大きいのではないかなと考えてやってみます。世の中の誰かの役に立つ記事であれば良いです。

ただ、深掘りするにはいろいろ調べたりする時間もかかるので、書けなさそうなときは無理のないように日記に変えたりしていきます。

まず前提として、僕は集成材よりも無垢材のほうが好きです。見た目にも木らしくてキレイだし、素材感がちゃんと出るからです。性能面でも強度や耐久性は高いです。

なので、構造体は出来る限り無垢材を使っていますし、内装では基本的に無垢材を使っています。
ただ、下地となる構造用合板は使いますし、精度が必要になる階段や造作材は集成材、洗面所などの見えない棚板などはコストダウンのため合板等を使います。

内装で使う杉板は、例えて言うなら木の種類の中でもスポンジみたいなものです。特徴で言えば、とても柔らかく足触りが良いですが、反面キズが付きやすいです。ただそれも時間と共に変化していくので、経年の味として感じられます。

もともと生育時に多くの水分を蓄えられるようになっているので、丸太から製材すると水分でかなりの重量があります。水分が抜けきってしまうと板はとても軽くなります。

板にしたとき、多くの水分を蓄えられる特徴を持ちながら、空気も蓄えらます。

収納の内部の壁天井の仕上げ

で収納の内部の壁天井の仕上げとしては、

ビニルクロス貼り
珪藻土塗り
板貼り

主な選択肢が3つあります。

ビニルクロスで仕上げる場合は、やはりビニルですので湿気の吸収はしません。反面価格は安めです。

珪藻土で仕上げる場合は、強力に脱臭除湿してくれる反面、服がすれると服が少し白くなったりする可能性は高いです。価格は高め。

板貼りで仕上げる場合は、桧の場合は香りが強いので、あまり香りの強くない杉のほうがオススメです。脱臭除湿力もあります。ほか、ホルムアルデヒドを吸着するとかいろいろ書いてありますが、その辺はちょっとよくわかりません。価格は中くらい。

といった感じで、収納の中の湿気を抑えるには、杉板を使うのがオススメです。石膏ボード+ビニルクロスと比べると高くなりますので、工務店さんに費用等相談しておいたほうが良いです。

参考資料
森林・林業学習館 – 木づかい運動・木の魅力・森林の生態など


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