京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2018/07/30 無垢材を使った構造が好き

京都で木の暮らしと注文住宅をつくる材木屋兼工務店、エビナ製材の海老名宣行です。

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京都市西京区O様の木の家について、8月12日まで随時見学可能ですのでお問い合わせください。エビナ製材モデルハウスも随時見学可能です。

一本一本違う無垢材が好き

僕自身がこういう風な見た目が良いなとか好きだなと思うのが、やっぱり構造の梁や柱に集成材ではなく無垢材を使っていることです。特に吹抜には梁をそのまま露出したりするので、余計に無垢材を使うほうが見た目にキレイだしスキです。

やっぱり木が好きですし、構造に使うなら集成材ではなく無垢材を使ったほうが見た目にも好きなのです。窓枠や階段には集成材を使っていますが、それは見た目よりも木自体が膨張収縮しにくいものを使ったほうが良い部位だからです。木が痩せてしまうとスキマができて見た目が悪いとかギシギシと音が鳴るようになるのを防ぐために集成材を使います。

今まであまりハッキリと好き嫌いを書くことはありませんでしたが、無垢材が持っている一本一本違う味やあたたかみが好きで、構造用集成材のように木なんだけど木ではなくなってしまった工業製品の感じがあまり好きではありません。もちろん構造用集成材が持っている、強度が数値としてハッキリ出るとか、スパンを飛ばしても大丈夫とかそういった特性はわかるのですが、なんかそれは木の家らしい感じが僕はしないのです。

自然の素材を加工しすぎない程度に加工したモノを使うほうが、より自然な木の家らしい感じが出るんじゃないかなと思いますし、僕のつくりたい木の家はそういうあたたかみのある優しい印象を与えるものなんだと思います。

だからなのかなんなのか、よく使われる表現として、「昔の木造校舎の小学校のような」「田舎のおばあちゃんの家」のような仕上がりになり、年月を経るに連れてよりそういう味わいが出てくるものなんだと思います。


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