京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

77歳のご婦人が家を買う!のお手伝い(2)

海老名智史

【77歳のご婦人が家を買う!のお手伝い(2)】

こんにちは!

エビナ製材で主に改築・建て替えを担当しています
住宅介護コンサルタントの海老名智史です。

ここ最近暖かくなりましたね〜、というか少し暑いくらいですね〜。
今年の冬が厳しかった分、暖かさがありがたいですね!

三寒四温で冷えたり暖かくなったりを繰り返す時期なので
みなさま体調にはお気をつけ下さいね。

昨日今日と暖かかったので
昨日は鞍馬寺を散策、今日はお彼岸前ですが大谷本廟に
お墓参りに行ってきました。
(大谷さんはお彼岸中はお参りの方が多すぎてごった返すので・・・)

さて今回は前回のブログの続きですが、
77歳のご婦人が新たに京都市内で新築一戸建てをご購入されるお手伝いをして
ご購入申し込みに到られました。

新築一戸建て購入申し込み→エッ、キャンセルですか!

不動産を購入するには順序があります。

気に入った物件が見つかる
     ↓
不動産購入申込書に署名(購入意思の明確化や購入条件(金額交渉などの明記)
     ↓
売主さん(または不動産仲介業者)に申込書を送付
     ↓
売主さんが売却に合意
     ↓
本不動産の売買契約締結、契約手付金の支払い
     ↓
所有権移転・残金の支払い
     ↓
晴れて自分のものになる!

といった流れです。

今回もご婦人に不動産購入申込書に署名していただき
また少し金額交渉してみましょうか、とこちらから提案をさせていただき
希望購入金額を明記して売主さん側の仲介業者さんに連絡をいたしました。

私 「買主さんに購入申込書にご署名いただきましたので、
   後でファックスいたします。」

業者さん 「そうそう、お伝えしておかないといけないことが。
      この物件ですが、前に建っていた家が火事で全焼しています。
      死人は出ていないですが、ご近所の方はご存知です。」

私 (心の中で)えっ、そうなの!先に言っておいて〜!
  
  「分かりました。再度買主さんにその件お伝えして購入の意思を
   確認してきます。」

業者さん 「宜しくお願いします。」

トンボ帰りでご婦人のところに舞い戻って火事の件をお伝えしました!
まあ、いいんじゃないですか、というご返答でしたので
私も「では、話を進めますね。」と言って事務所に戻り購入申込書をFAX。

さあ、忙しくなるなあと考えながら帰路に着いておりましたら
ご婦人から電話が。

「身内(ご婦人の妹さん)が火事場のあとなんか縁起悪いからやめときなさい!
 と随分反対するので申し込みはキャンセルします。」

私 (心の中で)エエッ!購入申込書を先方にFAXしたとこやのに!

  「分かりました。先方にはキャンセルの旨伝えておきます。」

ご婦人 「宜しくお願いします。」

電話を切ってすぐに先方の業者さんに電話!
「すいません、お身内の方から火事場は縁起が悪いと反対されたので
 申し込みはキャンセルいたします。
 申し訳ないです!」
先方さんも「それは仕方ないですねえ、了解しました。」

ということで申し込みはキャンセルに。

(続く)

今回もお読みいただきありがとうございました!

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