京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

キッチンのつくりかた

しあわせ木の家づくり建築家の海老名宣行です。
キッチンのスペースは作れても料理は卵焼きを作る程度しかできません。。。
エビナ製材の新築木の家施工事例はこちらでご覧いただけます。
エビナ製材の会社概要は、こちらです。

今回はキッチンの平面プラン等のレイアウトについて実例を交えながら考えてみます。
 

キッチンの流行り

 
お客さんによってキッチンスペースのレイアウトの仕方はいろいろです。
ですので、一つ一つ確認しながら、時には3Dを使ったりしてつくっていきます。

今現在の主流は、
対面キッチンでレンジフードのみ取り付けて吊り戸棚を無くし、ダイニングやリビングまで見通せるプランです。
(ただし火気使用室の内装制限により出来ない場合もあります)

レンジフードのみで吊り戸なし

場合によってはアイランド型もレイアウトすることがありますが、アイランド型はキッチンスペースだけで6帖から8帖は最低でも使いますので、スペースの加減から最終的に対面キッチンにされることが多いです。対面キッチンをL型にして背面のカップボードと一体化するU型キッチンなどもあります。
 

女性の想い

 
「友達を呼んでみんなでキッチンを使って料理出来るスペースとして使いたい」
「機能的にシンプルで収納が確保出来ること」
「キッチンとキッチン前のカウンターだけで家族が料理・食事を済ませられる」
等々
キッチンには女性の思いや希望がたくさん詰まっています。
 

キッチン本体はなにが良いか

 
よく使うシステムキッチンはI型2550mmが多いです。
商品の価格的にI型が安くなるので、これを使ってレンジフード前の壁や腰壁を建築工事でつくります。またオーダーでキッチンをつくることも可能ですがやはり高いです。

キッチンをオリジナルのものにしたい場合は、キッチンの扉だけをエビナで作って取替すると雰囲気も変わりかつ安くおさまります。メーカーのキッチンの扉はどれもピカピカで、更に無駄に高いです!

キッチン3Dで検討
3Dで出すとこういう風に。

キッチン前カウンターの高さやキッチン横の袖壁の高さ、袖壁に埋込の本棚を作ったりとお客さんによって調整しながらつくっていきます。

キッチン前に腰壁やカウンターがあったほうが、手前のキッチン部分がごちゃごちゃしていても手元は隠せるのでその方が良いというご意見が多いです。
壁を作って隠す

キッチンとカウンターがフラットで一体になっているタイプもあります。この場合、全てがダイニング側から見えるので「きっちりキレイにしておかなくては!」と思われるようですね。。。
フラット対面キッチン
 

キッチンの平面プラン

 
さて、次は平面プランを見てみます。

キッチンの奥行きについては私は2275mmと2730mmの2種類で検討しています。
2275mmの場合は基本的に一人がキッチンに立つ場合
2730mmの場合は2,3人でキッチンに立つ場合
と考えてプランしています。

キッチン4.5帖 キッチン5+パントリー1 キッチン6+パントリー1.25

キッチン横には自然の風で換気もできることとゴミをそこから出せるように、風を通せる勝手口ドアを入れることが多いです。窓を入れたりもします。
キッチン背面には冷蔵庫とカップボードを点線で配置しています。
また、カップボードの形状に合わせて窓の配置も検討します。

カップボードがセパレートタイプであれば、吊り戸棚とカップボードのカウンターの間に窓を入れたり、一体型のものであれば、その上に窓を入れるようにします。当然、方角も検討する必要があり、東側に窓を取れていると朝日が気持ち良く差し込みます。

カウンターと吊り戸棚の間に窓 吊り戸の上に窓

実際の寸法を体感するには、完成見学会のときやクリナップショールームで奥行寸法を変えることの出来るスペースがあるので、そこで感覚を覚えていただけると良いです。京都ショールームにはありましたが、他の地域であるのかはちょっとわからないです。

これでキッチンとカップボードと冷蔵庫が収まります。
 

パントリーの位置

 
キッチンの真横か近いところに、パントリーを取る場合もあります。
棚をたくさん取り付けて、野菜等食材をストックしておけるスペースであったり、電子レンジやトースターを見せたくない場合にそこに置いておける場所として考えておられました。
パントリーにたっぷり収納

こういう収納スペースがあるとやはり片付いて快適そうですね。

あともう一つ重要なことがありました。
キッチン本体に吊り戸棚がありませんので、手元を照らす照明を確保するには天井にダウンライトを埋め込んで手元を照らすか、ペンダントライトをつり下げて手元を照らすかといった工夫が必要です。ペンダントライトの場合は最も目に付くところですので、お客さんのほんとに好みのものを付けておかれるのが良いです。
 

キッチンは詳細に打ち合わせして確認してつくる場所

 
キッチンについては女性・奥さん一人一人全くご要望が異なり、なおかつ「こうしたい!」というご要望も強いですので、工事中も最後の最後までたくさんのご要望が出てきます。だからこそ、つくる側としてもキッチンについては細かく打ち合わせしていきます。ここに載せてはいませんが、もっと詳細に図面を描いて現場で寸法確認しながらつくっています。

もしここで要望と違うものをつくろうもんなら全てが台無しになる(T_T)と考えていますので、特に集中してつくります。

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