京都の木の家注文住宅のエビナ製材ブログ

2018/08/21 地球温暖化について勉強し直しました

京都でお客さんの木の暮らしをつくる材木屋兼工務店、エビナ製材の海老名宣行です。

つくるのは、素朴であたたかみのある優しく柔らかく落ち着いた木の家です。そこにお客さんの好みやイメージを持ってきてもらって、一緒に話合いながらオリジナルな注文住宅をつくっています。そういう風にすると一棟一棟お客さんによって違う木の家が出来上がります。新築でも増改築でもそこは変わりません。木材のプロである材木屋さんですので、プロの目で見て使うべき木材を適材適所で使い分けています。

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エビナ製材木の家モデルハウスは随時見学可能です。見学、新築増改築のご相談はお問い合わせからお願いします。

地球温暖化について

改めて、地球温暖化について勉強し直しました。しかも、ジュニア新書です。w

京都議定書から2015年のパリ協定までの間、すったもんだがあり、なおかつ日本は温室効果ガス削減に対して消極的になってきたりという世界の流れがわかりました。

今までそうしたほうが良いだろうと思って木と高断熱にこだわって家をつくってきましたが、地球温暖化防止の観点からもそれは正しいことがわかりました。太陽光発電などの再生可能エネルギーについては今までニュートラルでしたが、推進の立場に変えます。

省エネルギー、低炭素エネルギー、石炭の使用停止が温暖化対策の必要条件なので、そうなるようにコツコツと住宅の分野で微力ながら努力していきたいと思います。

住宅においては、今まで以上の高断熱化と照明器具のLED化、省エネ家電の購入や再生可能エネルギーの導入などが挙げられます。二酸化炭素の排出を完全にゼロにするにはガス給湯器も使えないことになるのでそれは今の状況では難しいです。また、太陽光発電+蓄電池やエネファームといった高価な設備については、予算的に余裕がないと買えませんので、そこらへんはお客さんの予算次第ですね。

木材については、輸送コストがあまりかからない国産の木材を出来るだけそのまま使い、木材に固定された炭素を永く固定出来るように長持ちする構造とし、古くても残す価値のある木材や構造体はこれ以上傷まないように処理し、構造にも仕上げにもたくさんの木材を使う。

そして、林業製材業では、苗木を植え、下草を刈り、間伐し、製材して利用する循環をつくる。

ペレットストーブや薪ストーブはどうなんだ二酸化炭素を排出するじゃないかという話になりますが、どちらも再生可能エネルギーの木を燃やしているので、石油や石炭などの化石燃料を燃やしているのではないという意味でOKだと思います。

今年の夏の豪雨による被害や異常高温、それに伴う熱中症の多発、台風の大量発生等など、今までになかった自然災害がたくさん起こるようになりました。背後にあるのは恐らく地球温暖化が原因なのだろうと思います。

今年の夏のこういった極端な自然災害が、年々もっとひどくなっていくと思っています。その原因が地球温暖化によるものなのであれば、少しでも温暖化を抑制できるようにしていかなければいけません。そうでなければ、自分達の子どもやその子ども達が生きていけない世界になるかもしれない。だったら今できることをやっていったほうが良いと思ったんです。

あ、いちおう念のため、対論としてどうなんだろうと思って地球寒冷化の説を書かれている先生の本も読みました。トンデモ本でしたので、紹介せずにおきます。。。


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