気遣い&木づかいで臨機応変リノベーション 松本吉史

松本吉史さん

大工になろうと思ったのはいつですか?

ちっさい頃ですね。父もおじいさんも大工だったので、僕も大工になるんやろなと思ってました。一昨年、自分で実家を建て替えたんですけど、その前に荷物を整理するじゃないですか。小学校の文集が出てきて「将来、大工になって自分の家を建てる」と書いてあったんです。全然覚えてなかった。でもその通りに(笑)。


修業はいつから?

18歳から、まずは父の知り合いのところで。はじめは失敗して叱られて給料も安い、辞めたると思った日も。面白くなったのは仕事を任されはじめてからじゃないですか。25歳だったか、親方が一人前と認めて一席設けてくれ、手紙と100万円ぐらい入った通帳を渡されたんです。やっぱ嬉しかったです。手紙には「お前にと思って貯めてたから好きに使うてくれ」、「大工は死ぬまで勉強や」と書いてありました。


良い親方ですねぇ! その後、エビナ製材で仕事をするように?

そうです。27歳で独立して2年ほど経った頃、海老名専務が声をかけてくれて。親方がエビナ製材で材木を買うてはって、前から顔見知りやったんです。それからは木の家のリノベーションをずっと。海老名専務は木のことをよく知っていて、質問すれば答えは早いし、現場にもほぼ毎日来てくれはる。直接相談できて方向性が決まれば任せてくれる。仕事しやすいです。

松本吉史さん

木の家のリノベーション、大工として感じる魅力は何ですか?

いろいろ考えもってやること。リノベーションはなかなか設計図通りにいかない。そこに工夫のしがいがあって飽きないです。自分の得意は分からへんけど、階段とか好きですね。階段ができるまでは梯子なんで、できたら家っぽくなって工事がものすごく進んだような気になる(笑)。小上がり下の収納みたいな作り付けの家具も好きで、要望があれば専務と話してあれこれ考えて作ります。


心がけていることはありますか?

既製品は替えが効くけど、木は一点もの。むちゃむちゃになったらアカンから、常に気を張っとかんと。あと気をつけているのは準備、段取りですかね。家は大工だけじゃなく水道や電気など他の業者さんも関わってる。そういう人たちの作業しやすさも考えます。作った後でばらすんも嫌やしね。連携をとってると僕も助けてもらえるんですよ。


松本吉史さん


大工をしていて良かったなと感じる点は?

毎日楽しいことかな。あとは家が完成したとき。
施主さんから何かもらったり、ご飯つれてってもらったり。嬉しくてそうしてくれてると思ったら、嬉しくなりますね。以前、バレンタインデーに、施主さんのちっさいお子さんからチョコレートをもらったのも嬉しかったです(笑)。


木の家を建てたい、リノベーションしたいと考えている方に一言お願いします。

僕が一昨年建てた自分の家も木の家。以前の家とは全然ちゃいます。あったかいし、家族の反応もやっぱりいい。おすすめです。


松本吉史さん


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