親も子ものびのび、木登りできるオープンな家。 / 京都府長岡京市・K様邸

京都府長岡京市K様邸の新築注文住宅事例

今回は京都府長岡京市、元気いっぱいの男の子3人と暮らすK様ご夫婦の新居へ。自然素材の無垢の木の香りがするお住まいは建坪30坪ほど。遊びに来た友人たちが「広いね」と感心する、のびやかな空間をつくられました。

リビングに丸太の柱があるんですね。

[奥さま]柱は無しでいきたかったんですけど、耐震を考えると必要だと言われまして。丸太にしたら、子どもたちが登るように(笑)。

[ご主人]子どもはすごいんですよ。上のほうで滑らずにパチッと止まれる。僕らもやってみたけど、できなかったです。

K様ご家族写真

リビングのソファに全員集合。ときどき兄弟ケンカもあるけれど、毎日にぎやかに楽しく暮らしているK様ご一家

親子で楽しそう! もともと建てるなら木の家と決めていたんですか?

[ご主人]男3兄弟で新しい家でもキズつくこと前提だったので(笑)、大きくなったときにそのキズを笑いあえたらいいなと思っていたんです。木の家は木造校舎のように、いい意味でキズが味になっていくイメージがありました。

[奥さま]そう、古い校舎みたいな。私も無垢の木の家に憧れがありました。

ちなみに以前のお住まいは?

[奥さま]賃貸マンションです。合板フローリングは冷たいし、湿気もひどくてカビ臭い感じ。子どもたちが咳をしたり肌が弱かったりするのも気になって、やっぱり自然素材がいいなと思って。すごく狭かったので、走り回ってぶつかって転んだり、ケンカが多かったりも。

[ご主人]窮屈な思いをさせてたかもしれません。ゆっくりするスペースと元気よく遊ぶスペースがごっちゃごちゃになっていたから。僕自身も子どもはかわいいけど、疲れている日は一人になれる空間が欲しかった。

リビングの中心に太い北山の丸太

予算内でおさまるよう、こだわるところとそれ以外のメリハリをつけて。イスはリーズナブルな価格のものを揃えたそう

丸太登りが子供たちを成長させる

「木登りは最初へたくそだったのに、うまくなってきたんですよ」と奥さま

家の中心にもなる丸太

子どもたちにとっては、丸太の柱も遊具

家族と繋がる奥さまお気に入りのキッチン

リビングやウッドデッキにいる我が子をしっかり見守れるオープンキッチン。手前のカウンターは好みの高さに調整

キッチンからみたリビング

キッチンからリビングを見て。視界が開けていて天井の梁もきれいに見える。 複数づかいのペンダントライトはテイストを統一してセンス良く

収納にも全然困らないキッチン収納

キッチン奥の棚は、家具を買わなくてもいいよう作り付けに。使い勝手が良さそう

電気代の節約にもなる天窓

天窓&吹き抜けの効果で1階にも光がたっぷり。1階に居ながら2階の子どもたちの気配も感じられ、ケンカもお見通し

家族の掲示板

リビングの一角に作った板張りの空間は、子どもの作品などを飾るコーナーに

キッチンカウンターが勉強机にも

お兄ちゃんはカウンターを勉強机に。奥さまはキッチンで作業しつつ目配り

ゆたりした家族の家に

明るい窓辺に小さなグリーンを飾って。暮らしを楽しむゆとりが現れているよう

リビング照明もお気に入りをチョイス

カウンター上、ぷっくりした形が愛らしいDOUBLEDAY購入のペンダントライト

レトロ照明

こちらも笠松電機、レトロな雰囲気のペンダントライト。笠はホウロウ

アメリカンスイッチ

シンプルで存在感のあるアメリカンスイッチ。切り替えの感触も気持ちいい

エビナ製材のホームページや資料をご覧になったんですよね。どんな印象でした?

[ご主人]木についていっぱい書かれていて、ぬくもりある空間を大事にしているなと。施工事例がたくさんあるのも参考になりました。送られてきた資料には木の見本が入っていて、自信があるんだなと。

[奥さま]ホームページはデザインがかわいくて写真もたくさん。イメージが湧きやすかったです。予算が限られていたので、もともと材木屋で良いものを安くできますと書いてあったのも、いいかもと思いました。

他社はどうでしたか?

[奥さま]私たちは工務店とこの辺りの土地を同時に探していたんですね。ある会社は、その予算では近隣の土地は買えない、田舎のほうの土地を購入してはと薦めてきたんです。それは違うなと。

[ご主人]大手のハウスメーカーの場合は、代わり映えしないというか、面白みがなかった。自分たちがこういう間取りでと考えていても、担当者は5人家族だったらこうでしょうと決めつけている感じで。希望がある僕らにしたら、えーっという感じでした。

エビナ製材は違いました?

[ご主人]海老名さんは、僕らの家に対する思いをよく聞いてくれました。本当に聞き上手で、売り込みもまったくなかった。背伸びした予算に対しても「大丈夫?」と心配してくれるほど親身でした。営業だけしているんじゃなく、もともと作る側の人という安心感もあって、初めて会った日の帰りには夫婦そろってエビナ製材にしようと決めていました(笑)。

それからは早かったですか?

[ご主人]間取りを決めるまで半年ぐらいですね。実は何度も間取りを書いたんです。大体仕上がった段階で、やっぱり何か違うなと変えたりして。海老名さんはそれを受け止めて毎回、こういう形ならいけるなどと提案もしてくれました。

[奥さま]間取りは10回近く大幅変更を。今更こんなに変えるなんて…でも後悔したくないとお願いしたんです。嫌な顔一つせず、納得いくまで付き合っていただきました。

子供大好きウッドデッキプール

夏はビニールプールの出番。ウッドデッキの横でいつでも水遊びできる

家族全員お気に入りのウッドデッキ

約4畳と広いウッドデッキ。ここで「将来はバーベキューも」とご主人

階段下には、オリジナルの転落よけ

階段下のオリジナルの転落よけを家族の展示コーナーに

階段下収納

階段下を有効利用し収納に。棚は作り付け

1階ローカ

左の収納は扉をつけずカーテンで目隠し

洗面所

洗面所も作り付けの棚にすっきり収納

玄関にも収納

玄関にも両側に天井まで届く収納棚

外観照明

玄関の外灯は、笠松電機の船舶用直付灯。真鍮のガードやフランジが男らしい

アンティークな玄関照明

内玄関の照明は雰囲気を変えて。ひびが入ったようなガラスシェードが新鮮

トイレもアンティーク照明

小ぶりのペンダントライトは、ソケットカバーが木製でナチュラルな印象

階段途中の家族掲示板

階段途中のお楽しみ、コルクボードに3兄弟の写真や手紙、作品がいっぱい

下からの階段をみて

やんちゃな子どもたちは階段も遊び場に

壁の落書き

壁に落書き発見! ご主人は「子どもが大きくなったら塗り直したらいい」。クロスなら全面張替でも、珪藻土だと部分的に手を入れられるメリットが

階段

窓をつける位置は工事が進む中、現場で周囲の状況を確認しながら調整できたそう

ご夫婦それぞれの希望は?

[ご主人]子どもらが成長しても同じ空間に居たいので、2階に子ども部屋を設けても1階のリビングに自然と集まる家に。僕は田舎育ちで実家が大きかったんで、少しでも広く感じられる吹き抜けにしたかった。あとはウッドデッキです。

[奥さま]キッチンにいても子どもたちが見えるオープンな造り。共働きなので楽に家事できるよう動線も考えました。洗濯係は主人なんですけど(笑)、子ども3人で洗濯量が多いから、2階に干しに行かなくて済むように。

希望は叶えたいけど予算とのバランスも…コストカットはされました?

[ご主人]海老名さんが苦にならない節約方法をいろいろ教えてくれて。建具はけっこう高いので、クローゼットは扉をつけず、カーテンにしました。

[奥さま]レールを買ってきて、主人と私の父とで全部つけたんですよ。私たちの予算だと、こういうところを抑えないと木の家は建てられなかった。他社さんだと仕様が決まっていて、できなかっただろうなと思います。

子供部屋の奥にはロフト

2階は家族の完全プライベート空間とあって、しっかりこだわりつつ、割り切って節約する部分も。勾配天井や梁、ロフト、床には杉をふんだんに使い、壁はクロスに、照明は以前の住まいで使っていたものにとコストダウンを実現

子供部屋の隠し収納

自分たちでカーテンを作って仕切りにした、大型の衣料収納

子供部屋

おもちゃは2階にまとめ、要るものだけを持ち出すルール

廊下本棚

2階廊下の壁面に作り付けられた巨大本棚。棚は可動式

子供たちの居場所になってる本棚

大容量なので、子どもたちの蔵書が増えてもへっちゃら

fusionハンドルの手洗い場s

2階にもコンパクトな手洗い場を設置。2ハンドル水栓はちょっぴりレトロ

2階の手洗い場

洗面台や水栓、ミラー、タオル掛けといったアイテムはすべてIKEAで購入

寝室からの廊下

無垢材の床は、裸足で歩いて心地いい

廊下両端の収納

床はいつしか飴色に、キズもいい味に

隠し収納

2階廊下にも衣料収納が。棚は作り付け

珪藻土を塗ったトイレ

奥さまが調湿作用に驚いた珪藻土をトイレの壁にも塗って。風合いもいい

トイレ

木の棚や珪藻土で雰囲気のあるトイレに

思いを込めてできあがった我が家、特にお気に入りの場所は?

[ご主人]吹き抜けと天窓。両横を家に挟まれながら、晴れた日の朝はとても明るいです。ウッドデッキはリビングとひと続きで、室内にいても様子がよく分かる。ここに家族5人の洗濯物を余裕で干せるから、洗濯係としては、子どものおねしょも怖くありません(笑)。

[奥さま]ウッドデッキは本当に作って良かった。家の中と外を自然と行き来できるような感じがいいねと言っていたんです。あとはキッチン。パントリーも作ってもらって、たくさん物を置ける。料理をしながらいろいろできて快適です。

新居に移ってから、子どもたちは変わりました?

[奥さま]すっごいのびのび遊んでいます。今は広くてすっきりしているから、馬跳びしたり体操教室で習ってきた側転をしたり(笑)。とても楽しそうにしています。

[ご主人]子どもらは思う存分走り回れて、ストレスが減ったんじゃないかな。僕も自分の空間が作れたし、家族みんなに心の余裕が出てきたと思います。

最後に、これから家を建てる方々にメッセージを。

[ご主人]こだわりのある人はエビナ製材にぜひ!

[奥さま]私たちはやりたいことがいっぱいあって、他社ではそれが難しいと実感した後でエビナ製材に出合い、ここまで全部聞いてもらえるんだと驚いたんです。その分、自分で間取りを考えるのは夢に見るくらい大変でしたけど(笑)、こだわる人は絶対良いと思います。

ありがとうございました。
(インタビュー:茂内希保子 撮影:江原英男)

玄関

男の子の家らしく可愛すぎない外観に。玄関周りの色合いとベージュがかった壁色がマッチ。芝生は住み始めてから植えたそう

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